意図せずセフレが出来てしまった 6.5
実は西野さんとは以前にもホテルに行ってしまったことがある。
断りきれなくてついていってしまったが、西野さんなら大丈夫だろうという思い込みもあった。
それがいつだったかはよく思い出せないのだけどそう過去のことではない。
時系列がはっきりしていないので6.5という形で書きます。
分かりづらくてスミマセン。
結果から言うと、この時は何もせずにただホテルで数時間休んで帰った。
ホテルに行くなんて少しも想像していなくて私にとっては本当に予想外の展開だった。ベッドに横たわり、隣にきてという西野さんをよそに私は呆然としながらビールを飲んでいた。
そうでもしないとその場を乗り切れないと思ったから。
「ごめん、酒でも飲まないとこの場をやりきれない。」
「いやいや、無理しなくていいよ。俺も無理にしようとは思わないから。ゆっくりして。」
嫌味ったらしくもなんともなく、フラットにそう言った。
こちらのペースを崩さず乱さずな西野さんの余裕がまた愛おしいと思った。
いてもたってもいられず、何を話していいかもわからず、煙草に火をつけた。
「飴ちゃん今日吸いすぎじゃない?」
「いやぁ、何していいかわかんなくて。ちょっと今何も考えられなくて会話できないかも。」
「無理しなくていいよ。」
これが少し前の出来事。
この時は本当に本当に早く帰りたかった。
とまぁ、こんなことが過去にあったんですよってお話です。