飴とむっちり。

文才皆無の凡人OLが書くテンションガタ落ちブログ。不倫の話多めです。

2018年です。

遅ればせながら、明けましておめでとうございます。

 

 

もうこのブログは消そうと思っていたのですが、ふと読み返してみると赤裸々に当時の状況が書いてあるものだから読んでいて自分で小っ恥ずかしくなり、あえて残すことにしました。

 

 

半年もこのブログを放置していましたが、この半年の間にぼちぼちと色々なことがありました。

 

ブログの序盤では西野さんとの関係を「もう終わらせようとしている恋」と謳っているにも関わらず、だらだらと続いてもう約1年。

 

年も明けちゃいました。

 

不倫あるあるですね。

 

 

それでも、いつかは離れなければいけないという気持ちは常にあって、最近まさに「今だな」という瞬間がありました。

友人に話すと、なんだそんなことかよというくらいインパクトの無い話なので面白くもなんとも無いと思うけど。

 

 

いつものようにデートしたのが今日から一週間前。

食事を終え、ホテルでゆっくりした後家まで送ってもらう途中、西野さんの携帯が光って反射的に画面を見てしまった時、奥様からラインがきていた。

 

メッセージは非表示だったので内容はわからない。

 

ちょっと見てはいけないものを見てしまったと私が言うと、それが何なのかしきりに知りたがる西野さん。

 

そりゃそうか。

 

家に帰れば分かるよと、私。

 

いや、気になるから今言ってと少しキレぎみの西野さん。

 

奥様からはなんてことない業務連絡だろうと何となく想像ついたけど、西野さんに少し意地悪したくなった。

 

西野さんがあまりに気にするので私は、奥さんからラインきてたよと一言。

 

なんだそんなことか、とは言わなかったけど西野さんは拍子抜けした表情をしていた。

 

軽々しく私に手を出したことを後悔すればいいとちょっとだけ思った。

 

俺のことなんか絶対本気にしないでしょ、と自分の中の自信のない部分を盾にして優しさという暴力を振るう西野さんにささやかな仕返しをしたつもりだった。

 

あなたの優しささえ無ければ私はこんなに好きにならなかった。あなたが最初に言った通り割り切った関係を続けられた。

 

だから優しくしないでって言ったのに、いつまでも優しくしたのはあなただよ。

 

 

こんな失敗はよくするので、度々反省しています。

いちいち面倒くさくて女々しくてごめんね西野さん。

そしてこれを読んでいる方。

 

 

いつものキスはしないで車を降り、家に帰りしばらくすると西野さんからラインが入った。

 

「ちなみに妻からの業務連絡と地元のスナックの女の子からの営業メールだよ」と、内容なんて聞いていないのにわざわざ言ってきて。

 

 

色々な感情が入り混じり一言では言い表せないけど一番に感じたことは、こんなこそこそ会って、嫌われないように日々悶々とした感情を隠して一体何になるのか。

 

今までは不思議とそんなこと思ったことは無かったけど、子供が寝静まった家で旦那の帰りを待つ奥様や子供と戯れる西野さんを思い浮かべると今まで我慢だと思っていなかったものが一気に我慢に感じた。

 

西野さんには帰る場所があり、家族のために仕事を頑張って、家族では埋められない心の穴をわたしで埋めてバランスを取っているんだとしたら、わたしは一体なんのために西野さんと会っているんだろうか。

 

西野さんにとってはたまの気分転換という意味があったとしても、わたしにとっては何の意味があるのか。

 

 

今までは会えなくなるのが怖くて好きとは言えなかった。こんな我慢でさえなんの意味もない。

 

西野さんにいつか気持ちを伝えるなら直接言わなければとずっと思っていたけど、もうこの際どちらでもいいのではと思った。

 

というかこれを機に関係を切らなければ、奥様から西野さんに連絡が入るのも私はきっと平気になって一生このままズルズル関係が続くのではないか。

 

 

いつか私が将来結婚したり子供ができて、結婚式の最中も新婚旅行中も家族団欒の場でも今のように頭の片隅に西野さんがいたらどうしようと、恐怖を感じた。

 

ラインで全てぶちまけた。

今まで好きだったことも、それをずっと言えなかったことも、家族円満なのに不倫なんかに手を出すあなたが理解できないというような余計なことも。

ぽっかり空いた心のあなを私で埋めないでと。

 

ラインで言うなんて子供じみてると分かってはいたけど、私の性格からして会えばまた離れたくなくなってしまうから。

 

西野さんはというと、

 

なんでだろうね?それは俺にも分からないんだ。ただ、飴ちゃんが可愛かったからだと。ふざけてはいない、本当に可愛いかったからだと。

 

何回聞いてもそんなようなことしか答えてくれなかった。

 

 

ふざけてる。

 

あたしがいくら真面目な話をしたって、この人は聞く耳すら持たない。私は分かってくれなんて言ってない、ただ受け止めてさえくれればそれでいい。

 

この期に及んで、俺にも分からない、なんて優しい嘘はいらない。あたしが傷つかないような嘘が思いつかないだけなくせに。

 

 

西野さんの本当の気持ちを知りたかった。

晴れた空の下、デートしたかった。

夜が混じらない付き合いをしてみたかった。

 

わたしの本心はこれだった。

でも、叶わなくて良かったと思う。

叶ってしまっていたら次の段階を期待していたと思うから。

 

最後の最後でいい女で終わることができないどころか、我慢していた不満をぶちまけて自ら面倒くさい女で終わらせて、私はなんてアホなんだろう。

 

子供と奥さんとの思い出と、いつか出会う新しい子にかき消されて、西野さんは私のことなんてそのうち忘れてしまうだろう。

 

あまりにも、西野さんにとってわたしの存在が軽すぎた。

どうしようもないことだけどすごく寂しい。

 

単純に寂しいし切ない。

わたしの存在なんてそんなもんかい。

 

可愛ければ誰でもいいんかい。

 

 

 

 

なんて思いにふける夜でした。